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過熱するバルサとレアルの”場外バトル”に冷静な司令塔も参戦!? 「アトレチコはレアルより強い」
スペイン代表監督はSNS使用に苦言
年が明けても混乱は収まる気配がなく、リーグ戦で対戦相手のサポーターからピケに対するブーイングが鳴りやむことがなかった一方、バルセロナのサポーターは1月9日のグラナダ戦で「我々はピケと共にいる」との横断幕を掲げ、擁護する姿勢を見せている。
スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は「代表での関係に影響することはない」と語っていたが、対立関係の悪化を受けて「ソーシャルメディアの使い方を学ぶべき」と発言していた。
1月11日にチューリッヒで行われたバロンドール授賞式でも、バルセロナのブラジル代表DFダニエウ・アウベスが「ネイマールがバロンドール投票でメッシの次に入っていないのは理解できない」と発言。バロンドールでネイマールより上の2位に入ったレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドと、一触即発の状態であったことも報じられている。
冷静な司令塔ブスケッツによる冒頭の発言も、過熱するレアルとの敵対関係に火を注ぐ可能性が高い。スペイン代表は2008年欧州選手権優勝を皮切りに、2010年ワールドカップ優勝、そして2012年の欧州選手権連覇とメジャータイトルを近年獲得しているが、1964年の欧州選手権制覇以降、40年以上も代表チームがタイトルから遠ざかったのは、都市と民族間の対立の激しさもその一因にあったとされている。”白い巨人”とバルサの場外バトルはリーガ名物の一つだが、今後も激しさを増しそうな気配だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images