ソン・フンミン不在を乗り切るには? トッテナムの「5つのオプション」を英誌指摘
L・モウラ、ベルフワイン、デレ・アリらの起用法を考察
トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは右腕の骨折で数週間の離脱と発表された。チームを牽引するストライカーの離脱となったなか、英誌「フォー・フォー・トゥー」はトッテナムに存在する「5つのオプション」を指摘している。
ソン・フンミンは現地時間16日、プレミアリーグ第26節アストン・ビラ戦(3-2)で負傷。この試合では2得点を挙げて勝利に貢献していたが、試合後にクラブから右肩の骨折により手術に踏み切ることが発表された。手術後にはメディカルスタッフがリハビリの経過を見るものの、数週間の欠場は避けられないという。
すでにエースのイングランド代表FWハリー・ケインも長期離脱中であり、前線のもう一つの核であるソン・フンミンの負傷離脱はかなりの痛手となる。そんななか、「フォー・フォー・トゥー」誌は「ノー・ソン、ノー・プロブレム? トッテナムがストライカー不在に対応するための5つのオプション」と見出しを打ち、トッテナムの現状を特集。ケインとソン・フンミンが離脱中の攻撃を考察している。
最初に挙げられているのがブラジル代表FWルーカス・モウラの1トップ起用だ。ただ、「マウリシオ・ポチェッティーノ前監督が今も指揮を執っていれば採用しただろう」としたうえで、ジョゼ・モウリーニョ監督にとっての理想的なストライカーではないとも指摘されている。
次のオプションは前述のL・モウラと、冬の移籍市場で加入したオランダ代表FWステフェン・ベルフワインの2トップという選択肢。モウリーニョ監督がマンチェスター・ユナイテッドを指揮していた時、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが離脱し、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードと同FWジェシー・リンガードの2トップを採用したことが根拠とされている。
そして3つ目のオプションはイングランド代表MFデレ・アリを最前線に配置するというもの。いわゆる“ゼロトップ”としての適性があること、ヘディングでのゴールも決められることから、モウリーニョ監督のお眼鏡にかなうのではないかと予想している。
残る2つはバルセロナが見せたような緊急補強、そして他の選手をコンバートするというもの。いずれにせよ指摘されているのは、フィジカル的に優れた9番タイプのFWがモウリーニョ監督には好まれるということだ。上記3つのオプションでは得られない力強さを求めるなら、これらの動きに出る可能性もなくはないのかもしれない。
ケイン、ソン・フンミンの両者とも、戦列復帰はシーズン終盤戦となる見込み。それまでモウリーニョ監督がどのような戦い方を選択するのか、注目のポイントとなりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)