「覚悟の1年になる」 清水DF立田悠悟、“五輪代表の序列”を崩せるか「自分に足りないのは…」

五輪シーズンとなるプロ4年目に向け意気込みを語った【写真:高橋学】
五輪シーズンとなるプロ4年目に向け意気込みを語った【写真:高橋学】

クラモフスキー監督のサッカーは「プレーの幅を広げるいいチャレンジ」

 41歳のオーストラリア人指揮官は、2018年から2シーズンにわたって横浜F・マリノスでヘッドコーチを務めた。アンジェ・ポステコグルー監督の下で攻撃的スタイルの構築に尽力し、昨季のJ1リーグ制覇に貢献。2017年のJ1復帰後、14位、8位、12位と中位が定位置となっている清水に、変革をもたらす人物として期待を集めている。

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「すごく信念を持って自分たちに接してくれている」とクラモフスキー監督の印象を語った立田も、昨季王者の横浜FMが演じるサッカーは「観ている人がワクワクすると思うし、魅力的なサッカーだと思う」と認めたうえで、「自分たちも体現したい」と決意を新たにする。

 もっとも攻撃的なスタイルを実現するうえで、最終ラインを統率する立田らDF陣に求められることは多い。

「ハイラインを保ってやるので、おのずと対人守備の部分だったり、カバーリングに走るシーンは増えてくると思います。そうした部分で自分がどれだけ1対1で止められるか、どれだけカバーリングに入れるかというのは、プレーの幅を広げる意味でもすごくいいチャレンジになると思うので、そこは高めていきたいです」

 リスクを負いながらもボールを保持し、高いラインを保つ攻撃的なサッカーのなかで、いかに個の対人能力や判断力を磨いていけるのか――。それはまさに、立田自身がU-23アジア選手権で向き合った課題そのものでもある。

「マリノスも(ポステコグルー監督の)1年目には残留争いをしているとか、難しい状況はあるかもしれないですけど、自分たちの“立ち返る場所”があるというだけで相当違うと思う。このサッカーを、監督を信じてやることが大事かなと思っています。

 監督が強く言うのは『タイトルを獲ろう』と。『笑われるような挑戦かもしれないけど、私はできると信じている』と僕たちに言ってくれました。その監督の言葉に刺激を受けましたし、その監督のサッカーを信じてやっていくと自分は決めたので、今年はすごく楽しみだし、覚悟の1年になるかと思います」

 五輪シーズンとなる勝負のプロ4年目。立田は「自分に足りないことにチャレンジできる」クラモフスキー監督のサッカーを通じて、己を磨き、夏の東京五輪出場を目指す。

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(FOOTBALL ZONE編集部・谷沢直也 / Naoya Tanizawa)



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