「覚悟の1年になる」 清水DF立田悠悟、“五輪代表の序列”を崩せるか「自分に足りないのは…」
U-23アジア選手権で痛感した課題 「個の部分の能力アップは絶対に必要」
4年に一度の五輪シーズンは、出場資格を持つ23歳以下の選手にとっては、やはり特別な1年だ。歴代の五輪代表を振り返っても、このシーズンに輝きを放った選手がポジション争いの“序列”を覆し、18人の本大会登録メンバーに滑り込んだ例は少なくない。
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「自分の現段階での立ち位置は、自分が一番理解しているつもりです。本当に死に物狂いでやらないといけない」と語るU-23日本代表DF立田悠悟(清水エスパルス)も、そんな勝負の2020年を並々ならぬ決意で迎えた選手の1人だ。
1998年6月21日生まれの21歳、身長191センチという世界基準のサイズが大きな魅力のセンターバックだ。本職ではない右サイドバックも務めながら、プロ2年目の2018年にリーグ戦25試合に出場。昨季も26試合でプレーするなどJリーグの舞台で着実に経験を積みながら、年代別代表のほか昨年6月にはA代表にも名を連ね、コパ・アメリカ(南米選手権)に参戦した。
そうした数々の国際経験が、立田の向上心を刺激しているのだろう。「個人としての大きな目標はオリンピックの先にある」としながらも、一つの“通過点”として今夏の東京五輪の重要性を理解している。だからこそ、冨安健洋(ボローニャ)や板倉滉(フローニンゲン)ら欧州組DFが不在となった1月のU-23アジア選手権ではアピールが求められたが、チームが史上初のグループリーグ敗退に終わるなか、立田も第2戦のシリア戦(1-2)に途中出場、第3戦のカタール戦(1-1)にフル出場するもインパクトを残せなかった。
「チームとしても個人としても、アジアで勝てないのかというのがあり、日本で観ている人たちにとってもすごく残念な大会になってしまった。自分たちに一番足りなかったのは個の部分だと思っていて……。例えば、サウジアラビア戦(第1戦/1-2)で2人くらい足が速くて上手い選手が相手にいるなかで、彼らに(日本の)2、3人が抜かれてゴールを決められるシーンがありました。そうした1対1の局面で個々が勝てればまったく問題はなかったと思うし、そうした個の部分の能力アップは絶対に必要になると思います」
そうした課題と向き合い、早期に解消することが求められるなか、立田は清水で1人の人物と出会う。チームを今季から率いるピーター・クラモフスキー監督だ。
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