難敵イランと鬼門の8強決戦! リオ五輪出場へ、不動のCBが「中東の笛」を警戒
「中東の笛」で3試合で2つのPKを献上
「そんなに気にはしていないけど、PKを取られやすい、ああいう笛を意識してやる。失点しないチームが負けないチーム。勝つために守備をしたい。中東の選手はエリア内で仕掛けて倒れることが多いので、エリア内の守り方に注意したい」
19日のグループリーグ最終戦のサウジアラビア戦で事件は起きている。2-0のリードで迎えた後半11分、自陣エリア内でルーズボールをクリアしようとしたDF植田直通(鹿島)に対して、相手FWアブドゥラハマン・アルガムディが遅れ気味に足を伸ばすと、盛大なアクションでピッチに倒れ込んだ。これをUAE人の主審ハサン・モハメド氏は植田のファウルと判定し、PKが与えられた。相手MFムスタファ・アルバッサスがこれを冷静に決め、2-1と1点差に詰め寄られてしまった。
また、その前のタイ戦でも空中戦の中でDF亀川諒史(福岡)が疑わしい判定でPKを取られている。これは、キックの際に足を滑らせた相手選手の”ズッコケPK”で失点は免れたものの、3試合で2つのPKを与えている。
1点が本大会出場を大きく左右する決勝トーナメント。岩波は、そうした不安定なジャッジも念頭に置いてプレーすることの必要性を説いていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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