難敵イランと鬼門の8強決戦! リオ五輪出場へ、不動のCBが「中東の笛」を警戒
一発勝負に警戒感を募らせる岩波 「気持ちが強い方が勝つ」
U-23日本代表のセンターバックが「中東の笛」を警戒している。22日のリオデジャネイロ五輪最終予選、準々決勝のイラン戦に向けて、手倉森ジャパンはセットプレーやミニゲームを消化し、前日の調整を終えた。DF岩波拓也(神戸)は、負けたら終わりのノックアウト方式のトーナメント戦に対し、警戒感を語っている。
「オリンピックに出たい気持ちが強い方が勝つと思っている。3連勝したけど、ここからは1次リーグの結果は関係ない。イランも2位通過で、すごい気合でくるはずだし、気持ちで負けないようにしたい。自分たちはU-20ワールドカップに行けなかった悔しさをここで晴らすしかない。アジア大会では韓国に負けたけど、世界に行かせてもらえなかったのは、U-20の時。その悔しさは忘れていない。オリンピックは自分の中ですごく大事な試合。ここで負けるわけにはいかない」
最終ラインの要となる男は、熱い思いを語っている。AFC U-19選手権2012でグループリーグを2位通過した日本は、準々決勝でイラクに敗戦。翌年のU-20ワールドカップへの出場権を逃した。その時の中心選手たちが、今回のU-23日本代表には多く所属している。また、そのグループリーグで0-2と完敗を喫した相手がイランだった。
さらに、岩波には警戒すべき点がもう一つあるという。それが、「中東の笛」だ。
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