「マラドーナ2世」の重圧を背負ったアルゼンチンの天才10人 英メディアがその成功度を採点

現代最高のFWの一人にも高い評価

 2人目はボカ・ジュニアーズのFWカルロス・テベス。今季古巣に復帰したボカのアイドルは、マンチェスター・ユナイテッドやユベントスなど行く先々で結果を残してきた。W杯は06年、10年と連続で出場したが、メッシとの相性の悪さを指摘されるなど14年ブラジルW杯は選外となった。代表では76試合に出場している。

 3人目はマンチェスター・シティのFWセルヒオ・アグエロ。メッシの親友としても知られ、15歳と35日でアルゼンチンリーグデビューを果たした天才。元妻がマラドーナの娘ジャンニーナということもあり、母国の英雄とは浅からぬ縁がある。アルゼンチン代表キャップ数は69で32ゴールと高い得点率を誇っており、昨季のプレミアリーグ得点王は、すでに世界最高のストライカーの一人との評価を受けている。

 バレンシアなどで活躍したMFパブロ・アイマールは6点と評価された。天才的なボールタッチと独創的なパスセンスでファンを魅了。しかし、キャリアを通じて度重なる負傷に悩まされ、代表通算出場も52試合にとどまった。

 アイマールと並ぶ6点と評価されたのは、天才ドリブラーとして名を馳せたMFアリエル・オルテガ。若くして活躍し、能力は一級品だったが、98年W杯では元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールに頭突きを食らわせて退場となった事件や、アルコール依存症になるなど素行面には問題を抱えていた。代表通算は87キャップだった。

 

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