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42年ぶりのホーム開幕戦黒星の屈辱 それでも強気な姿勢を垣間見せるファンハール監督「我々は5月にはチャンピオンになっているはずだ」
前半24分にMFリンガードが負傷交代するアクシデントなどにも見舞われ、同28分にMFキ・ソンヨンのゴールで失点。後半8分にFWウェイン・ルーニーが同点ゴールを決めたものの、同27分にMFシグルドソンの得点で勝ち越された。ベンチ入りしたMF香川真司は最後まで出番なし。開幕までの準備期間で順調に白星を重ねてきたファンハール新監督は、前半はプレシーズンから継続してきた3-4-1-2のシステムで臨み、後半は4-2-3-1へと変更したが、結果は得られなかった。
それでも指揮官は強気な姿勢を垣間見せている。重要な開幕戦での敗戦に「非常にがっかりしている」としながらも、「現段階で我々はチャンピオンではないが、5月にはチャンピオンになっているはずだ」と語った。「現戦力のままで問題ない」とも話したファンハール監督。ブラジルワールドカップでオランダを3位に導いた名将は1972年ぶりの屈辱を味わったマンUを今後どのように立て直していくのだろうか。
――開幕戦で負けて最も残念だったことは?
「非常にがっかりしている。開幕戦、しかもホームでの開幕戦で負けた。これ以上悪いスタートはない。プロセスとしても良くない。プレシーズンで自信を積み上げて、本番でこの結果。しかし、これはこれから行う多くの試合のうちの1試合でしかないということも心得ておくべきだ。もちろん、現段階で我々はチャンピオンではないが、5月にはチャンピオンになっているはずだ」
――今の戦力のままチャンピオンを狙えるのか?
「現戦力のままで問題ない。問題は、我々がチームとしてプレーできるかということだ。今日の我々はチームとしてプレーできなかった。もしもチームとしてプレーできず、チャンスをものにできなければ、(勝つことは)非常に困難だ。また、今日はホームの我々が攻め、DFの裏に大きなスペースがあった。こうなると守るのは難しい」
――この結果でマンUの監督の重さをより感じたか?
「イエス。もちろんだ。アメリカ(プレシーズンツアー)で勝ち、(開幕直前の)バレンシア戦にも勝って、ファンの期待は大きかった。しかし今日の開幕戦、とくに前半、多くの選手がナーバスになっているのが分かった。そして間違ったプレーを選択した。本当に切ない。しかし我々はマンチェスター・U、こうした大きな期待に応え、重圧に打ち勝たなくてはなくてはならない。しかしその部分(精神的)もひどかった」
――経験のない若手(リンガード、ブラケット)を先発させたが、早すぎた起用だとは思わなかったのか。
「確かに若手を使ったが、(他の選手を使っても)違いはなかったと思う」