突き飛ばし、頭突き、そして大乱闘… 闘犬ガットゥーゾ、敵コーチとの“ヘビー級バトル”に再脚光
現役時代にトッテナムのジョーダンコーチと起こした激しい乱闘騒ぎに再注目
ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は今季シーズン途中からナポリを率い、チームの再建を託されている最中にあるが、海外メディアは “闘犬”と恐れられた現役時代に起こした対戦相手のコーチとの乱闘騒ぎに再び脚光を当てている。
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2013年に現役を引退したガットゥーゾ監督は、多くのクラブで指揮を執った後、2017年にACミランの指揮官に就任。2019年の夏に解任となったが、同年の12月にナポリの監督に就任した。
指揮官としてのキャリアを積み上げている道中にあるが、ガットゥーゾ監督と言えば、現役時代に与えられた“闘犬”という異名だ。ミランに13年間在籍し、闘志をむき出しにしたプレーで世界最高のセントラルMFの1人としてサッカー界の歴史に名を刻んでいる。
そんななか、英衛星放送「BTスポーツ」は現地時間2月15日に1本の動画を公開。「2011年のこの日、ガットゥーゾとトッテナムのジョー・ジョーダンコーチがサンシーロのタッチライン際で激昂した。両者とも後退する方法を知らなかったようだ」と文章を添え、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第1戦のミラン対トッテナムで勃発した乱闘騒ぎをプレーバックしている。
当時、試合中の口論からガットゥーゾがジョーダンコーチを突き飛ばす暴行を見せると、試合後にもトッテナムのベンチへと向かい、ジョーダンコーチの顔を目掛けて頭突きを見舞った。これをきっかけに両チーム入り乱れる乱闘騒ぎに発展していた。
スコットランド紙「デイリー・レコード」も「ジョーダンvsガットゥーゾのヘビー級バトルを再考」と見出しを打ち、当時を振り返っている。最終的にはガットゥーゾが試合後のインタビューで謝罪の意を示し、UEFA(欧州サッカー連盟)から5試合の出場停止処分が下されていた。ガットゥーゾの“闘犬ぶり”は今でも語り継がれている。
【お詫びと訂正】
本記事内で当初「トッテナムのジョー・ジョーダン監督」と訳していた部分は、正しくは「ジョー・ジョーダンコーチ」でした。お詫びして訂正します。