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ドルトムントが「ミランの至宝」に獲得オファーも、固辞されたことが判明
エル・シャラウィ争奪戦にドルトムントも参戦したが失敗
日本代表MF香川真司の所属するドルトムントが、ACミランからモナコに期限付き移籍をしていたイタリア代表FWステファン・エル・シャラウィの獲得オファーを出していたことが明らかになった。地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
ファラオーネ(エジプトの王)の異名を持つスピードスターは現在、宙ぶらりんの状況となっている。ミランとモナコは期限付き移籍の際に、公式戦25試合に出場すれば自動的に買い取りが行使される契約を結んでいた。そして今季の出場試合数が24試合となった時点で、モナコ側はあと1試合起用すれば買い取り義務が発生するため、急転直下の”返品”を申し出たのだ。
そしてユベントス、ローマ、ジェノアなどが争奪戦を繰り広げたと報じられていたが、ドルトムントも極秘裏に参加していたという。トーマス・トゥヘル体制下の主戦システムである4-3-3において、両ウイングでの活躍が見込めるエル・シャラウィは、エースのMFマルコ・ロイスが故障がちな現状を考えれば、ドルトムントにとって最高の補強となる可能性があった。香川、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンという優秀なパサーをインサイドハーフに配置する現在のシステムで、エル・シャラウィのスピードは相手に脅威を与えるものになり得た。
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