レスター岡崎同僚のクロアチア代表FWが、ホッフェンハイムに期限付き移籍

定位置争いに敗れたクラマリッチが出場機会を求めてドイツへ

 日本代表FW岡崎慎司の所属するレスター・シティのクロアチア代表FWアンドレイ・クラマリッチが、ブンデスリーガのホッフェンハイムに今季終了までのレンタル移籍で合意に達した。英国営放送「BBC」が報じている。

 記事によると、昨年1月にクロアチア1部のリエカから970万ポンド(約13億円)で加入した24歳のストライカーは、リーグ第22節終了時点で2位と今シーズン好調のレスターの中で、エースのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディ、長身のアルゼンチン人ストライカーのレオナルド・ウジョア、そして運動量豊富な岡崎との定位置争いに敗れ、リーグ戦でわずか2試合の出場に止まっていた。

「アンドレイは欧州選手権を来夏に控えており、彼にとって出場機会が重要だった。彼は素晴らしい選手でありプロフェッショナルな選手だが、今は他のストライカーの方が好調なんだ。私は彼の希望を理解し、話し合い、レンタル移籍が全員にとって問題解決になるという結論に至った」

 レスターのクラウディオ・ラニエリ監督はこう語っており、以前からもクラマリッチのレンタル移籍の可能性について言及していた。

 ホッフェンハイムはブンデスリーガ前半戦折り返しの時点で最下位と、降格待ったなしの危機的状況にあり、ストライカーの補強は急務となっていた。レスターで苦しんだクラマリッチにとっても新天地で活躍し、チームを1部残留に導くことが、自身の夢である欧州選手権出場にもつながることになる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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