マンC、CL出場停止処分でアグエロ流出か レアルとアトレティコが獲得に関心と海外報道
FWアグエロはアトレティコに所属していた2011年以来のスペイン復帰となるか
UEFA(欧州サッカー連盟)は、マンチェスター・シティが2012年から16年にかけてファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)において重大な規約違反を犯したとして、欧州大会への2年間の出場停止処分を科した。シティはスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴することを発表しているが、この処分が確定すれば、マドリードに本拠地を置く2クラブが、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの獲得に乗り出すようだ。スペイン紙「AS」が報じている。
シティが処分を受けることになれば、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でプレーすることができない。欧州最高峰の戦いの場を提供できるクラブは、世界トップクラスの選手たちの獲得に乗り出しても不思議ではなく、シティの歴代最多得点者であるアグエロには、多くのクラブが関心を示すことが予想される。
2011年にアトレチコ・マドリードからシティへ移籍したアグエロは、かねてから自身がプレーを始めたアルゼンチンのインディペンディエンテでキャリアの最後を過ごしたいという希望を明らかにしていた。だが、彼の代表のチームメイトであるFWリオネル・メッシ(バルセロナ)同様に、アルゼンチンに戻る前に、まだ2、3年は欧州のトップレベルでプレーできると感じているはずだ。
アグエロ自身はマンチェスターを離れたいとは口にしていない。それでも今冬の移籍市場でウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニの獲得に失敗したアトレチコは、アグエロの再獲得に強い関心を持っているだろう。
シティとアグエロの契約は2021年6月まで。来季の開幕時、32歳になるアグエロには、かつてアトレチコからの禁断の移籍を画策していたレアルも再び関心を示す可能性がある。レアルのフランス代表FWカリム・ベンゼマの契約は2022年6月までとなっているが、彼と高いレベルでポジションを争う選手を求めている。
アグエロのシティに対する忠誠心は強く、CASの決定を問わず残留する可能性がある。かつてユベントスが06年に同様の処分を受けてセリエBに降格した際、トッププレーヤーの多くはクラブを離れていった。アグエロをはじめ、シティの選手たちがどのような道を選ぶのか。今後も間違いなく注目を集めるだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)