「久保の投入がチームを変えた」 “幻のアシスト”を海外メディア称賛「洞察力与えた」
アラベス戦に途中出場 マジョルカは1-0でリーグ戦4試合ぶりの勝利
マジョルカは現地時間15日、リーガ・エスパニョーラ第24節でアラベスと対戦し、1-0で勝利を収めた。日本代表MF久保建英は後半から途中出場。“幻のアシスト”となったことで得点には絡めなかったものの、海外メディアは「久保の投入がチームを変えた」と称賛している。
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リーグ3連敗中で降格圏の18位に沈むなかでアラベス戦を迎えたマジョルカ。久保はこの日もベンチスタートとなった。試合は前半29分に得たPKをものにできず、0-0のまま膠着した展開が続いていたが、後半7分に久保が投入されると、チームは息を吹き返す。
後半9分に左サイドでFWクチョ・エルナンデスからヒールパスを受けた久保が深い位置からマイナス方向へクロスを供給。MFダニ・ロドリゲスのゴールをアシストしたかに見えたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認の結果、起点となったエルナンデスがハンドを犯していたと判定され取り消しとなった。
それでもマジョルカは、同18分にエルナンデスが先制点を奪い、結果的にこの1点が決勝ゴールとなった。一方、投入直後から攻撃を活性化させた久保に対しては海外メディアも注目。スペイン紙「マルカ」は「久保の投入がチームを変えた」と指摘。スペインメディア「Fichajes」も「久保の投入がこの小さな島に洞察力を与えた」と称賛している。
チームは4試合ぶりの勝利で勝ち点を21に伸ばし、暫定ながら残留圏の17位に浮上。1月19日の第20節バレンシア戦(4-1)以降、スタメン落ちが続く久保だが、この日途中投入から与えた影響力は、先発の座を奪還するうえで重要なものになったかもしれない。
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