途中出場の久保建英、アシストはVARで“幻”も… 攻撃を活性化して4戦ぶり勝利に貢献
後半7分から右サイドでプレー “幻のアシスト”にめげず果敢なプレーで流れを変える
スペイン1部マジョルカは現地時間15日、リーガ・エスパニョーラ第24節で14位アラベスと対戦。スコアレスで前半を折り返したなか、後半途中に日本代表MF久保建英の投入を機に流れが変わり、1-0でリーグ戦4試合ぶりの勝利を飾った。
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1月19日の第20節バレンシア戦(4-1)以降、リーグ戦でのスタメン落ちが続く久保は、この日もベンチスタートとなった。
リーグ戦3連敗中のマジョルカは、前半29分に相手のハンドでPKを獲得するも、MFサルバ・セビージャのPK失敗により先制点のチャンスを逃してしまう。その後は膠着した状態が続いたなか、流れを変えたのが2枚目の交代カードとして投入された久保だった。
後半7分から右サイドに入るとその2分後、左サイドでFWクチョ・エルナンデスのヒールパスを受け、ゴールライン際をえぐってマイナスの折り返しを供給。MFダニ・ロドリゲスが豪快にネットを揺らし、久保のアシストかと思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の進言による映像レビューの結果、クチョ・エルナンデスがパスの前にハンドを犯していたとして、ノーゴール判定となった。
しかし、久保は後半13分にはペナルティーエリア右でボールを受けて左足シュートを放つなど果敢に攻める。すると同18分、マジョルカは左サイドからのピンポイントクロスにクチョ・エルナンデスがダイビングヘッド。シュートは一度セーブされるも、こぼれ球を押し込んで待望の先制点を挙げた。
その後、チーム一丸となってなんとかアラベスの反撃に耐え、マジョルカは1-0でリーグ戦4試合ぶりの勝利。久保はアシストこそ幻に終わったが、“切り札起用”にしっかりと応えた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)