CL出場禁止処分のシティ、当該4年間の補強総額830億円 「移籍金トップ15」を現地紙特集

(左から)DFエリアカン・マンガラ、FWラヒーム・スターリング、MFデ・ブライネ、DFジョン・ストーンズ、FWレロイ・サネ
(左から)DFエリアカン・マンガラ、FWラヒーム・スターリング、MFデ・ブライネ、DFジョン・ストーンズ、FWレロイ・サネ

デ・ブライネが90億円で断トツ1位

 マンチェスター・シティは現地時間14日、欧州サッカー連盟(UEFA)により2年間の欧州大会への出場停止処分が下された。UEFAは2012年から16年の間にファイナンシャル・フェアプレーに関する重大な規約違反があったことを理由に挙げているが、この期間でシティが獲得したスター選手の移籍金トップ15をスペイン紙「マルカ」が特集した。

 記事によると、シティはこの期間に約7億ユーロ(約830億円)を選手補強に費やしたという。そのトップ15(14位が同額のため、16選手)には、2012年加入組が2名、2013が3名、2014年が3名、2015年が3名、2016年に加入した選手が5名、入っている。

 2012~16年までのシティ高額移籍選手トップ15は以下のとおり。

順位 選手名/Pos./加入年/移籍金
15位 マティヤ・ナスタシッチ/DF/2012年/1520万ユーロ(約18億円)
14位 クラウディオ・ブラーボ/GK/2016年/1800万ユーロ(約21億円)
14位 ノリート/FW/2016年/1800万ユーロ(約21億円)
13位 ヘスス・ナバス/FW/2013年/2000万ユーロ(約23億円)
12位 ハビ・ガルシア/MF/2012年/2020万ユーロ(約24億円)
11位 アルバロ・ネグレド/FW/2013年/2500万ユーロ(約29億円)
10位 ステヴァン・ヨヴェティッチ/FW/2013年/2600万ユーロ(約31億円)
9位 イルカイ・ギュンドアン/MF/2016年/2700万ユーロ(約32億円)
8位 ウィルフリード・ボニ/FW/2014年/3230万ユーロ(約38億円)
7位 フェルナンジーニョ/MF/2014年/4000万ユーロ(約47億円)
6位 ニコラス・オタメンディ/DF/2015年/4450万ユーロ(約53億円)
5位 エリアカン・マンガラ/DF/2014年/4500万ユーロ(約54億円)
4位 レロイ・サネ/FW/2016年/5050万ユーロ(約60億円)
3位 ジョン・ストーンズ/DF/2016年/5560万ユーロ(約66億円)
2位 ラヒーム・スターリング/FW/2015年/6370万ユーロ(約75億円)
1位 ケビン・デ・ブライネ/MF/2015年/7600万ユーロ(約90億円)

 今後、クラブはスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴するとしているが、仮に処分が確定した場合、シティがプレミアリーグを4位以内で終えても5位のクラブが繰り上げでUEFAチャンピオンズリーグに参戦することになる。さらにイングランド国内の規定にも違反している可能性があり、プレミアリーグでも勝ち点のはく奪や2部降格の処分が下される可能性もあるという。

 チーム強化に多額の金額を費やし、サッカー界を代表するビッグクラブへと変貌したシティだが、その急激な補強の余波が悪い方向に出てしまったのかもしれない。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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