名将ペップ、マンCへの制裁で選手流出を危惧も…残留の意向か 「幸せと感じる限り…」
UEFAが2年間の欧州カップ戦への出場禁止処分を発表、波紋が広がると米メディア報道
欧州サッカー連盟(UEFA)は14日、プレミアリーグのマンチェスター・シティがUEFAクラブライセンスとファイナンシャル・フェアプレーに関して重大な規約違反を犯したとして、2020-21シーズンから2シーズンにわたってUEFAチャンピオンズリーグ(CL)やUEFAヨーロッパリーグ(EL)といった主催大会への出場禁止処分を発表した。また、3000万ユーロ(約36億円)の罰金処分を科している。
UEFAによると、シティは2012年から16年まで、スポンサー収入を水増ししていたという。これに対してシティも声明を発表し、「UEFAの発表に対して落胆はしているが、驚いてはいない」として、今後スポーツ仲裁裁判所(CAS)に控訴する姿勢を示している。仮に処分が下されることになれば、シティは今後2シーズン、欧州の大会から締め出されることになった。
米スポーツ専門局「ESPN」によると、チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、14日の朝に処分が下されることを知らされ、CASへの提訴に動くクラブの動向を冷静に受け止めたという。ペップの近しい者に対して、CLへの出場が叶わないことで選手たちが流出することを危惧したものの、自身は「幸せだと感じている限り」クラブに残る意思を明かしたようだ。
世界有数の実力者を多く抱えるシティだが、すでにバイエルン・ミュンヘンはドイツ代表MFレロイ・サネへの関心を公にしている。それ以外の選手たちも限られたキャリアのなかでCLに出られないことを、マイナスに考える可能性があり、処分が下されることになればビッグクラブがこぞって獲得に動くことになるかもしれない。CASがどのような判断を下すのか、今後の動向に注目だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)