東京五輪世代DF、因縁の神戸イニエスタと“和解2ショット”公開 「あの時はすみません」
大分の日本代表DF岩田、昨年8月の対戦では一触即発も“2回目”は笑顔で2ショット撮影
大分トリニータの日本代表DF岩田智輝は、今季プロ5年目を迎える。東京五輪世代として、夏にビッグイベントが控える勝負のシーズンとなるが、14日にはチームを代表してJリーグ・キックオフカンファレンスに登壇。“因縁”のヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタとの2ショットを自身のインスタグラムに投稿し、「あの時はすみませんでした」と綴っている。
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Jリーグは14日、都内でキックオフカンファレンスを開催。J1全18クラブから監督と代表選手1名が出席し、大分からは片野坂知宏監督と昨年に日本代表デビューを果たした22歳の岩田が登壇した。
選手たちが一堂に会すなか、岩田は“特別な人物”と再会を果たしていた。キックオフカンファレンス終了後、自身のインスタグラムでその模様を公開している。
「愛と勇気で全力で戦います!今シーズンも一緒にJリーグ盛り上げていきましょう!! イニエスタさん2回目のツーショット笑顔で撮れて幸せです!! あの時はすみませんでした。写真取って下さってありがとうございます!」
「あの時」とは、昨年8月10日に行われたJ1第22節・神戸戦(1-1)のことだろう。
後半41分、岩田が右サイドでボールをキープした際、神戸の元スペイン代表MFイニエスタが素早く寄せてボール奪取を狙う。イニエスタが岩田の背後からボールに触ろうと足を伸ばしたが、勢い余って岩田の足をキックする形となった。悶絶の表情を浮かべた岩田は、ボールを抱え込むようにしてピッチに倒れ、即座に立ち上がろうとした時、プレーを続けていたイニエスタが再びチェック。これに怒りを露わにした岩田が怒りの形相でイニエスタに詰め寄ると、これに応戦したイニエスタが左手を突き出して岩田を小突き、一触即発のムードが漂った。このシーンは、海外サッカーサイト「BeSoccer」スペイン語版が「イニエスタがキレた」と報じるなど、海外でも大きな話題となっていた。
しかし、当時とは異なり、この日の2ショットはイニエスタが岩田の肩に手をかけ、両者とも満面の笑みを浮かべている。ハッシュタグでは改めて「#イニエスタさん」「#2回目のツーショット」「#1回目は失礼しました」と綴られており、ファンからは「完全和解」「最高な写真ですね!すてき!」「なんだかほっこりしました」といった声が上がっていた。
今季、大分と神戸の対戦は5月17日の第14節(昭和電工ドーム大分)と、9月26日の第27節(ノエビアスタジアム神戸)に予定されている。どのようなマッチアップが繰り広げられるのか、注目を集めることになりそうだ。