「過小評価された状態が…」 イタリア代表監督、EUROへの願望を告白

EURO予選を10戦全勝で突破したイタリア代表【写真:Getty Images】
EURO予選を10戦全勝で突破したイタリア代表【写真:Getty Images】

主要国際大会に“帰還する”アズーリ マンチーニ監督の中に期待と不安が入り混じる?

 イタリア代表を率いるロベルト・マンチーニ監督は、今夏の欧州選手権(EURO)に向けて「過小評価された状態でいたい」とコメントしている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。

 イタリア代表はEURO予選を10戦全勝で突破。親善試合も含めて11連勝中と破竹の勢いで注目を集めている。一方で、世界的な強豪国でありながら2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)では60年ぶりに出場権獲得を逃し、その後大きく若手に舵を切って再スタート。EUROは、主要な国際大会に「戻ってきた」大会だとも言える。

 そうした状況を意識してか、マンチーニ監督は「私たちのことを過小評価してくれている状態が望ましい。その間にハードワークをして、チームを成長させられるのが良い環境だ」と話している。いきなり優勝候補などと祭り上げられることは避けたいという思いが見える言葉になった。

 一方で、その大会に臨むメンバーについては「ほとんど決まっている。チームリストはほぼできあがった状態だ」とも話す。予選を通して結果を残してきたチームへの信頼も見える言葉で、マンチーニ監督自身にも期待と不安が入り混じっているのかもしれない。

 前回大会はアントニオ・コンテ監督(現インテル監督)が率いて、優勝候補と目されたスペインを破るなど内容的にも称賛されるサッカーだったが、ドイツとの準々決勝でPK戦の末に姿を消した。メジャーな舞台に復活する若きアズーリは、どのような姿を世界中のサッカーファンに見せるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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