“ACLベスト選手”に神戸FWが選出 「中盤のマエストロ」とAFC絶賛のイニエスタは3位

ACL初戦で活躍したFW小川慶治朗とMFアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
ACL初戦で活躍したFW小川慶治朗とMFアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】

Jリーグ勢からは4人が選出

 AFCは14日、今週開幕したAFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第1節のベストプレーヤーを発表した。1位にはACL初参加のヴィッセル神戸からジョホール・ダルル・タクジム(JDT/マレーシア)戦(5-1)でハットトリックを達成したFW小川慶治朗が選出された。Jリーグ勢からは3位に元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(神戸)、4位には日本代表MF遠藤渓太(横浜F・マリノス)、6位に日本代表FW古橋亨梧(神戸)がランクインした。

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 元日に行われた鹿島アントラーズとの天皇杯決勝を制してACL初出場の権利を得た神戸は、12日にアジア初戦となるJDT戦を迎えた。キャプテンマークを巻いたイニエスタや新戦力のFWドウグラスらが先発に名を連ね、下部組織育ちの“古株”小川もクラブにとって歴史的な一日にピッチへ立った。

 立ち上がりから主導権を握った神戸は前半13分、センターライン付近でボールを持ったイニエスタが相手の最終ライン裏に絶妙な浮き球のパスを供給。抜け出した小川が左足でのループ気味のシュートでゴールネットを揺らし、クラブのACL初ゴールで先制点をもたらした。1-1とされるも、すぐさま古橋が勝ち越し点を挙げると、後半13分には小川がこの日2点目。さらに1点を追加した後半27分にはイニエスタのアシストで小川がハットトリックとなる3ゴールを達成した。

 AFCによると、小川はパス35本で83%の成功率を収め、2度のデュエルにも勝利。シュートも4本放った。3位に入った2アシストのイニエスタを抑えて堂々のランキング1位に立った。

 一方のACLデビューとなったイニエスタは「中盤のマエストロは6回のチャンスを作り出し、59本のパスを92%で成功させて(敵陣では84%成功)8.4ポイントの評価を得た」と、さすがの数字を残した。今、勢いに乗る神戸だが、アジアの舞台でも輝きを見せていることに間違いない。

【ACL第1節プレーヤーオブウィーク順位と評価】
1位 小川慶治朗(神戸) 9.1
2位 アンドレ・カリージョ(アル・ヒラル) 8.4
3位 アンドレス・イニエスタ(神戸) 8.4
4位 遠藤渓太(横浜FM) 8.2
5位 アブデルラザク・ハムダラー(アル・ナスル) 7.8
6位 古橋亨梧(神戸) 7.8
7位 サイード・アガエイ(セパハン) 7.8
8位 アブドゥルファッターハ・アスィーリー(アル・アハリ) 7.7

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