東京五輪出場のブラジル、監督が“カカの後継者”に期待 「キャラクターは非常に特別」
レアル移籍が決ったレイニエル、東京五輪のメンバー入りも期待「クラシカルな10番」
18歳のMFレイニエル・ジェズスは今冬にレアル・マドリード移籍が決まり、サッカー王国ブラジルが生んだ新たなスターとして注目を集めている。U-23ブラジル代表を率いるアンドレ・ジャルディン監督はレイニエルを「非常に特別なキャラクター」と称し、他の選手とは比較できない唯一無二の存在として称賛している。
レイニエルは昨年7月、ブラジルの名門フラメンゴでプロデビュー。そこから瞬く間にスターダムの階段を駆け上がり、今冬にレアルへの加入が決まった。
ブラジル代表では18歳ながら、飛び級でオリンピック世代のU-23代表に選出されている。代表チームにレイニエルを抜擢したジャルディン監督は、スペイン紙「AS」のインタビューで18歳の攻撃的MFについて語っている。
「彼は(代表チームでの)最初の週のトレーニングから振る舞いやその才能、クオリティーの発揮の仕方まで好印象だった。彼はチーム最年少だったが、そんなことは重要でなく、チームに貢献していた」
レイニエルは年上の選手が多いチームのなかでも存分の実力を発揮していたという。東京五輪出場を確定させた現地時間9日のCONMEBOLプレオリンピック大会第3節アルゼンチン戦(3-0)でもレイニエルはスタメンとして出場し、本大会でのメンバー入りも期待される。
ジャルディン監督は元ブラジル代表MFカカとも比較されるレイニエルを、「クラシックな10番」タイプと分析。カカ同様、ゴールに直結するプレーで最も生きる選手だと考えているようだが、単純に“カカの後継者”という枠では収まらない可能性があるとも考えているようだ。
「(レイニエルと比較している選手は?)正しい比較対象を見つけるのは難しいね。彼のキャラクターは非常に特別。彼は時代を画し、決定的な選手となるためのすべてを備えている」
ブラジルはかつてのFWロナウドやMFロナウジーニョ、MFカカ、FWネイマールなどその時代を象徴する選手がいる。18歳のレイニエルも歴代のスターに肩を並べる存在として高く評価されているようだ
(FOOTBALL ZONE編集部)