靴ひもを結ぶ振りして… 騙し討ちの「驚愕の頭脳プレー」に英脱帽「卑怯だが完璧で天才」
マインツFWクアイソンが見事な“マリーシア”から得点 ハットトリックも達成
マインツは現地時間7日、ブンデスリーガ第21節でヘルタ・ベルリンと対戦し、3-1と勝利を収めた。この試合ではFWロビン・クアイソンがハットトリックを達成する大車輪の活躍を披露したが、英メディアは「驚愕の頭脳プレー」と取り上げ、「卑怯ではあるが、完璧で天才」と脱帽している。
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マインツは現在15位と降格圏に迫る崖っぷちの状況にあり、14位ヘタフェとの一戦は負けられない試合だったが、3トップの左ウイングに入ったクアイソンがハットトリックを達成し、勝利の立役者に。順位の入れ替わりはなかったものの、16位デュッセルドルフには勝ち点4差を離すことに成功している。
一方、殊勲のクアイソンが決めた2得点目に注目が寄せられている。1-0で迎えた後半37分、マインツが右サイドから攻め込んでいる場面で、クアイソンは解けた靴ひもを結ぶような振る舞いを見せていた。しかし、味方がペナルティーエリア内へ侵入すると、一気にゴール前へと走り込み、クロスに合わせてネットを揺らした。
ブンデス公式ツイッター英語版は「この靴ひもトリックは間違いなくすべてのストライカーが次の試合で真似るべきもの」と文章を添えてゴールシーンを動画で公開。英メディア「スポーツ・バイブル」も「靴ひもを結ぶ振りをして、守備陣が油断した後にゴールを記録」と見出しを打って取り上げている。
「クアイソンは守備陣に騙し討ちするために驚愕の頭脳プレーを見せた。靴ひもを結んでいる振りをして、相手守備陣に一息つくことができると信じ込ませた」と説明し、「卑怯ではあるが、完璧で天才だった」と脱帽している。ブラジルではこのような駆け引きを“マリーシア”と呼ぶが、文字通り見事な“マリーシア”でチームを救ってみせた。