C・ロナウド移籍の経済効果? ユーベ、スタジアム命名権を含め総額123億円契約
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ユベントスが数々のスポンサーとビッグディールを締結 ロナウド獲得効果とスペイン紙主張
ユベントスは12日にドイツの保険会社大手アリアンツ社と、スタジアム命名権を含む契約を2030年6月30日まで延長することを発表した。その総額は1億310万ユーロ(約123億円)になることも併せて公表されている。
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スペイン紙「AS」は、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが移籍して以来、ユベントスはいくつかの大きな契約更新を手にしていると主張。「クラブを大きな次元へと押し上げた」と、ロナウド移籍による経済効果の数々を報じている。
ユベントスはスタジアムの命名権を持つドイツのアリアンツ社との契約更新を発表したが、これまでのスタジアム命名権に加えてトップチームの練習着や女子チームのスポンサー権も含まれた契約内容になっている。契約期間は2023年7月から2030年6月までの7年間で、その金額は1億310万ユーロ(約123億円)になるという。
ユベントスはロナウドを獲得した2018年7月以降、このようなビッグディールを成立させている。現在ユニフォームなどのサプライヤーとなっているアディダス社は、2026年までだった契約を1年間延長。年間2325万ユーロ(約28億円)だった金額を年間5100万ユーロ(約61億円)で契約し直した。さらに、その契約延長の際には1500万ユーロ(約18億円)が支払われたという。
同様に現在ユニフォームの胸スポンサーとなっているジープ社も、新たな契約を締結している。ユベントスと同じくアニエッリ家をオーナーとするフィアット・クライスラー・オートモービルズ社の子会社となるジープ社は、1シーズンあたり1700万ユーロ(約20億円)だった金額を4200万ユーロ(約50億円)まで引き上げることを決めている。
一方で、近年のユベントスは補強による投資で経営は赤字となっている。その効果により収益を伸ばしているが、負債額は3990万ユーロと言われている。ロナウドとの契約期間は2022年6月までとなっている。数々のスポンサー契約更新がロナウド効果というのであれば、ユベントスはあと2年半ほどでさらなる効果を期待していることだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)