神戸イニエスタ、圧巻の2アシストを母国スペイン紙も称賛 「まさにチームを率いた」

ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】

小川の先制点をアシスト、後半には絶妙クロスから小川のハットトリックを演出

 ヴィッセル神戸は12日、クラブ史上初となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ初戦、ジョホール(マレーシア)戦に臨み、5-1の大勝を飾った。このなかで輝きを放ったのは、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタだ。冷静なゲームメークに加え、2アシストをマーク。かつて所属したバルセロナの贔屓紙「ムンド・デポルティーボ」も称賛している。

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 イニエスタは前半13分、抜群の視野を生かしたロングパスで、FW小川慶治郎の抜け出しにピタリと合わせ、これを小川が冷静に決めて先制ゴール。一時は同点に追いつかれたものの、FW古橋亨梧のゴールで勝ち越し、後半に入るとイニエスタの持ち味が存分に発揮された。

 後半13分、元日本代表DF酒井高徳へスルーパスを通し、小川の2点目の起点となって3-1とリードを拡大。さらに新戦力FWドウグラスのゴールで4-1と優位に進め、迎えた同27分にはイニエスタが右サイドから相手GKの位置を見極めたクロスで小川のハットトリックを演出し、その実力を見せつけた。

「1月1日の天皇杯優勝後、(ACLの)トーナメントに初出場した日本の神戸は、アジア大陸のコンペティションでマレーシアのジョホールを圧倒的に上回った。キャプテンであるイニエスタは神戸の3ゴールに絡み、2アシスト。まさにチームを率い、86分間プレーした」

 一方で同じくバルサに所属経験があるMFセルジ・サンペールについては、ACLのレギュレーションによって登録メンバー外になったと触れている。イニエスタにとって初となるアジアでの戦いは、今後もスペインで注目されることになりそうだ。

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