“次世代の天才”はメッシよりC・ロナウド型!? レアルOB持論「フィジカル的超人になる」
バルダーノ氏が二大スターに言及 同胞メッシは「ミラクル」な存在
現役時代にレアル・マドリードでプレーし、引退後も監督やスポーツディレクターを務めた元アルゼンチン代表FWホルヘ・バルダーノ氏は、同胞のバルセロナFWリオネル・メッシは「ミラクル」だと称賛した一方、次世代のスター選手はポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのような“フィジカル的な超人”になるだろうと述べている。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が報じた。
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メッシとロナウドは、2008年以降の12回のバロンドールのうち計11回(メッシが6回、ロナウドが5回)を分け合うなど、10年以上にわたって現代サッカーのトップに君臨してきた。両者のどちらがより優れているかについての論争は絶えないが、たびたびメッシは生まれながらにサッカーの才能に恵まれた「天才」、ロナウドはその果てしない努力とトレーニングで強靭な肉体を手にし、サッカーの技術を磨いてきた「秀才」などと言われてきた。
1994年から96年までレアルを指揮したバルダーノ氏は、アルゼンチン紙「Tiempo Argentino」のインタビューで、母国のストリートでプレーしていたという背景がスーパースター・メッシを作り出した要素の一つにあるとし、これからのサッカーの様相は変わっていくだろうとの見解を示している。
「メッシの形成はミラクルだ。彼はストリートとアカデミーの両方の才能を持っている。13歳までは形式張らない教育を受けながらアルゼンチンで育ち、バルセロナに引っ越してからはよりフォーマルな形の魅力的なサッカーを学んだ」
ただ現在は南米の一部の貧困地区にはまだ残るものの、サッカー選手をトレーニングする場としてのストリートは消え去ったとし、「次世代のメッシは、メッシよりもクリスティアーノ・ロナウドに近いだろう。よりフィジカル的な超人で、より競争心が強い。まさに英雄にふさわしいが、(メッシとは)まったく違う」と語った。
また、バルダーノ氏はメッシの才能について、「ピッチの上では、あらゆる局面で相手を崩す力がある。直近4試合のうち勝利した3試合で、とてつもない影響力を発揮した。彼はより成熟し、自分の力をより理解している」と改めて称賛。「この世にメッシは1人しかいない。彼の後に出てくる存在がどういうものなのか、想像するのは難しい。15、20年に1人の天才が生まれるとしたら、次の天才はよりアカデミックな背景を持つことになるだろう」と、メッシとはまた異なるタイプの天才が生まれるはずとの見解を示していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)