バレンシア戦で途中出場の香川に対し、地元紙はチーム最低の評価 「攻撃と中盤のつなぎ役をほとんど果たせなかった」

 最高点は1ゴールを記録したスコットランド代表MFダレン・フレッチャーの7・5点。途中出場で輝けなかった香川は5・5点というチーム最低タイという厳しい評価だった。寸評では「マタ同様に、攻撃と中盤のつなぎ役をほとんど果たせなかった」とトップ下として機能不全だったことを伝えている。
 トップ下で先発し、香川との交代でピッチを去ったスペイン代表MFファン・マタも5・5点。ただ、トップ下のレギュラーであるマタに関しては寸評も若干甘めで「2トップの下で沈黙したが、エレーラとルーニーとの連携の良さを見せた。試合に与える影響力が必要だが、彼の才能に疑問を誰も抱くことはない」としている。すでにマンチェスター・Uへの残留を明言している香川だけに、途中出場でもマタよりも強いインパクトを残すことがポジション争う上で重要だ。
 また、香川とマタのみならず、今季主将に就任したイングランド代表FWウェイン・ルーニーとメキシコ代表FWハビエル・エルナンデス、MFトム・クレバリーも5・5の最低点をつけられている。
 一方、後半ロスタイムに決勝点を挙げ、2-1勝利に貢献したベルギー代表MFマルアン・フェライニは7点と高得点を得ているが、寸評は厳しい。「ユナイテッドのファンから冷酷な仕打ち。すべてのボールタッチに皮肉を込めた喝采が起きたが、ゴールで素晴らしい応酬を見せた。それがゴールキーパーへのファウルだったとしても……」。セリエAナポリへのレンタル移籍の可能性が浮上しているフェライニに対するサポーターとメディアの冷めた見方が伝わってくる内容となっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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