日本サポーターがACL敵地で粋な計らい 韓国感銘「横浜FMファンは今も忘れていない」
闘病中の元韓国代表MFユ・サンチョル氏へ、横浜FMサポーターが垂れ幕を掲げエール
J1王者の横浜F・マリノスは12日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)開幕戦で全北現代(韓国)と対戦し、敵地で2-1と勝利した。この一戦で日本サポーターが見せた粋な計らいに韓国メディアが反応し、「横浜FMファンは今も忘れていない」と報じている。
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試合は前半33分、右サイドのスローインからFW仲川輝人がボレーで中央にボールを送り、FWオナイウ阿道が相手を引き付けた背後にMF遠藤渓太が飛び込んで先制ゴールを奪った。さらに前半37分、遠藤が抜け出し、仲川へラストパス。これをカットしようとした相手DFが自陣ゴールにボールを蹴り込んでオウンゴールとなり、横浜FMが2-0とリードを広げた。
後半24分に相手MFソン・ジュノが2枚目のイエローカードを受けて退場処分。だが同35分に横浜FMの守備陣が対応を誤り、FWチョ・ギュソンに被弾して1点差に詰め寄られる。それでも直後に相手DFイ・ヨンが立て続けにイエローカードを受けて退場となり、11対9とさらに数的優位となった横浜FMが2-1で逃げ切った
ピッチ内で白熱の攻防が繰り広げられた一方、ピッチ外では心温まる光景が広がった。横浜FMのファンが陣取るスタンドから一つの垂れ幕が掲げられ、そこには「頑張れ!ユ・サンチョル」と応援メッセージが送られている。
元韓国代表MFユ・サンチョル氏は、かつて横浜F・マリノス、柏レイソルでプレー。J1リーグで通算113試合44得点と活躍し、FWからDFまでこなすオールラウンダーとして名を馳せた。横浜FM時代にはリーグ優勝を経験するなど一時代を築いた貢献者だ。