「彼に何が?」 日本撃破のベテランFW、無人ゴール1m前の珍ミスに反響「失敗不可能」
グアダラハラの元メキシコ代表FWペラルタ、絶好のチャンスで犯した衝撃ミスに脚光
メキシコ1部グアダラハラは9日の後期第5節でティグレスと対戦し、敵地で0-3と完敗を喫した。この試合で注目を集めているのが、ロンドン五輪で日本の前に立ちふさがった元メキシコ代表のベテランFWオリベ・ペラルタだ。相手ゴール手前1メートルの距離から衝撃のミスを犯し、海外メディアは「彼に何があった?」「信じられない」と伝えている。
0-0で前半を折り返したなか、グアダラハラは後半に入り2失点。劣勢のなかで迎えた後半25分、最大のチャンスが訪れる。敵陣右サイドを打開し、エリア内から折り返したところからシュートを放ち、左のファーサイドで反応したのがペラルタだ。
相手GKはやや前に飛び出ており、ゴールは無人の状態。ゴールまで1メートルの位置で押し込むだけという状況だったが、ペラルタのキックはゴールを横切り、右のポスト横へと逸れた。痛恨のミスに36歳のペラルタも頭を抱え、悔しさを露わにしている。
ペラルタといえば、思い出されるのは2012年ロンドン五輪準決勝の日本戦だろう。U-23メキシコ代表のオーバーエイジとして出場し、日本戦で1ゴールを決めて3-1の勝利に大きく貢献。決勝でも2ゴールを挙げ、2-1でブラジルを撃破して母国に金メダルをもたらした。
そんな偉大なストライカーの珍プレーを受けて、メキシコメディア「mediotiempo」公式ツイッターは「酷いミス」と反応し、動画付きで紹介。またアルゼンチンメディア「infobae」も「滅多に見られないヘマ」「信じられないミス」と報じた一方、米スポーツ専門局の番組「ESPN FC」公式ツイッターアルゼンチン版は「失敗不可能と思われるチャンスを逃した。彼に何が起きたのか?」と、驚きをもって伝えている。
試合は結局、その後に失点したグアダラハラが0-3で敗戦。完敗を喫したなかで、ベテランFWのミスが思わぬ形で注目を集めているようだ。