J2京都、“新スタジアム”をお披露目! 建築家、選手、サポーターが語る魅力とは?

スタンド最前列からピッチまで最短7.5m ファン興奮「もう、びっくり! そこやん!」

 そして、なんと言っても目を引くのが、ピッチと観客席の近さだ。メインスタンドで観戦したサポーターは「もう、びっくりしました! そこやん!」と、ピッチの近さに興奮。

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 スタンド最前列からピッチまでの最短距離は7.5m(バックスタンド)。最前列とピッチの高低差は1.2m。座席は、前の人の頭がかぶらない勾配に設計されている。ピッチまでの最短距離は、FIFA(国際サッカー連盟)のスタジアム標準を満たしたうえで、見やすさを計算して実現した近さ。メインスタンドは、選手のウォーミングアップエリアを考慮し、8.5mになっている。

 屋根は、全国初となる観客席最前列から2m張り出した屋根で全席を覆う設計で、1年中、芝に光を確保するため、屋根のガラスの範囲が計算されている。

 上羽さんは、スタジアムの一押しポイントについて「駅からスタジアムに向かうと、スタジアムの外観の黒のシルエットがどんどん近づいてくる。スタンドに入ると、観客席の鮮やかな紫とピッチの緑が一気に目に飛び込んでくる。このドラマチックな瞬間を体感してほしい」と語る。

 新スタジアムの完成を楽しみにしていたサンガサポーターの横田岳志さんは、「スタジアムの内装のコンクリートの仕上げがきれいなのを見て、これはほんまもんやと思いました。しっかりと仕上げてある。こういうしつらえをしてもらって、おもてなしをしてもらって初めて、大事にしてもらってるんやなと思う。日本代表戦には、サンガサポだけじゃなく、多くの人にこのスタジアムに来てほしい」と、熱く語る。

 京都のホームとなる新スタジアムは、伝統文化に育まれ、本当に質の良いものを見抜く力のある京都人の心もしっかりとつかんだようだ。

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