吉田麻也、サンプドリア移籍の理由を地元メディアに告白 「もう一度、主役になりたいと…」
トリノ戦で初のベンチ入りを果たす 「すぐにでも出る準備はできている」
サンプドリアの日本代表DF吉田麻也は現地時間8日、敵地で行われたセリエA第23節トリノ戦(3-1)で移籍後初のベンチ入りを果たした。試合後、サウサンプトンからの移籍について語った言葉を地元メディアが伝えている。
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吉田は2009年12月に名古屋グランパスからオランダ1部VVVフェンロへ完全移籍。その後、2012年夏に世界最高峰のリーグの一つであるプレミアのサウサンプトン入りを果たした。これまで7年半、厳しいポジション争いのなかで出場を重ねてきたが、今季はベンチを温める試合が増え、移籍マーケット最終日の1月31日にサンプドリア行きが決まった。半年間のレンタル料は20万ユーロ(約2500万円)で、買い取りオプション付きの条件だと報じられている。
トリノ戦ではサンプドリア加入後初のベンチ入りを果たし、出場機会こそなかったものの、チームは3-1の快勝。今季6勝目を挙げている。ジェノバの地元紙「Il Secolo XIX」は「月曜日の夜、トリノで日本人の親切さと思いやりを知った」と前置きし、トリノ戦後の吉田のコメントを紹介。「(トリノ戦での)デビューを望んでいたか?」という問いに対しては、次のように答えたという。
「準備はできていましたが、監督の判断は理解しています。これからフィオレンティーナ戦やローマ戦という難しい試合が控えているなかで、勝たなければ順位的にも難しい状況になっていました。ただ、ここにはプレーするために来ましたし、すぐにでも出る準備はできています」
残留争いの渦中にあるサンプドリアだけに、クラウディオ・ラニエリ監督が新戦力の投入に慎重な姿勢を見せていることに理解を示した。さらに「プレミアリーグを離れてサンプドリアに加入する選択には誰もが驚いたのでは?」という質問に対して、次のように語っている。
「誰もサウサンプトンを離れるとは思っていませんでした。メディアも、チームメイトも、ファンも、スタッフも…。居心地は良かったですが、プレー時間は減っていて、ジレンマがあったんです。最終的に、ベンチに甘んじて世代交代を眺めるのではなく、挑戦して前に進もうと決意しました。もう一度プレーして、主役になりたいと思ったんです」
長く過ごしたサウサンプトンではチームキャプテンも務め、その貢献を公式サイトでも称えられた吉田。安住の地に満足せずに進む決意とともに、サンプドリアでのデビューに備えている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)