レアル主将S・ラモス、相手の足首直撃“残忍タックル”に海外騒然 「スキャンダラス」
オサスナ戦でゴールを決めたラモスは、前半21分に相手MFガルシアの足首を削る
レアル・マドリードは現地時間9日、リーガ・エスパニョーラ第23節オサスナ戦で4-1と快勝し、首位の座をキープした。主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスはチーム2点目を挙げて勝利に貢献したが、前半途中に見せた激しいタックルが海外メディアから「犯罪的キック」「主審とVARがレッドカードを無視」と糾弾されている。
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敵地で先制を許したレアルは、前半33分にスペイン代表MFイスコが同点弾。同38分には左コーナーキックをブラジル代表MFカゼミーロが中央へ折り返したところをラモスが頭で押し込み、あっという間に勝ち越した。さらに、試合終了間際にも途中出場のスペイン代表FWルーカス・バスケスとセルビア代表FWルカ・ヨビッチが追加点を挙げ、4-1と快勝を飾っている。
そのなかで、話題を呼んでいるのが前半21分のプレーだ。オサスナが右サイドでの連係プレーで突破を図ると、ワンツーが通る瞬間にラモスが相手MFルベン・ガルシアにタックル。ガルシアが左足を押さえてうずくまるも、そのままプレーが続行され、スタンドからブーイングが飛び交うなか、約20秒後にラモスがピッチ外へボールを蹴り出した。
該当シーンでは、ラモスの左足裏がガルシアの左足首内側を直撃しているが、ヘスス・ヒル主審はラモスに警告を提示することなく、レアルボールでプレーを再開した。
スペイン紙「ラ・バングアルディア」は、「主審とVARがセルヒオ・ラモスのレッドカードを無視」と見出しを打ち、「ラモスの左足は激しく接触。ガルシアの足が芝の上に残っていて非常に危険なファウルで負傷の危険性があったが、幸いにもオサスナの選手はフィジカル的な影響はなかった」とレポート。中南米のサッカー専門サイト「BOLAVIP」は、「これはスキャンダラスだ。セルヒオ・ラモスが犯罪的キックでライバルを横たわらせる」とラモスの残忍タックルを糾弾している。
幸い重傷に至らなかったとはいえ、ボールではなく、相手の足にスパイク裏が入っているだけに、ラモスのプレーはしばらく波紋を呼びそうだ。