久保建英の“アシスト未遂”に海外メディア言及 「相手を崩す素晴らしいアクション」
苦境のマジョルカ、最下位エスパニョールに0-1で敗れ18位転落
マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間9日、リーガ・エスパニョーラ第23節エスパニョール戦でリーグ戦4試合連続のベンチスタートとなった。後半20分から途中出場したものの、チームは0-1で敗戦。最下位相手に敗れて3連敗となり、降格圏の18位に転落したなか、久保の“アシスト未遂”シーンを海外メディアは「素晴らしいアクション」と伝えている。
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1月19日の第20節バレンシア戦(4-1)以降、リーグ戦でのスタメン落ちが続く久保は、この日も0-1とリードを許したなか、後半20分からピッチに投入された。今季アウェーゲームで未勝利のチームを奮い立たせるべく右サイドのチャンスメーカーとして送り込まれたが、攻撃は単発で、停滞した空気を一変させることができない。
そんな苦しい状況でも、久保は決定的なシーンを生み出す。後半41分、左サイドのタッチライン際で久保が倒されて得たFKの場面。久保はいったんその場を離れるも、キッカーを務めたMFダニ・ロドリゲスの外を回って縦へ。その動きに応じてダニ・ロドリゲスが短くパスを出すと、久保がドリブルを開始する。壁役だったエスパニョールMFマティアス・バルガスが素早く距離を詰めてくるも、久保はワンフェイクでボールを押し出し鋭く縦へ突破。次の瞬間、相手2人の間を割ったマイナス方向へのグラウンダークロスを送り、フリーで待ち構えたDFマルティン・ヴァリエントが左足を振り抜くも、シュートはクロスバーのはるか上に飛びゴールネットを揺らせなかった。
この“アシスト未遂”シーンを、海外サッカーサイト「BeSoccer」スペイン版は「久保の相手を崩す素晴らしいアクション」と速報。苦しい試合展開のなかで、日本人アタッカーが決定機を作ったことを伝えている。
最下位のエスパニョールに敗れて3連敗、勝ち点「18」で並ばれ順位も降格圏の18位に転落したマジョルカ。危機的状況のチームで序列を落としている久保は、15日の次節アラベス戦で悪い流れを変えるパフォーマンスを見せられるだろうか。