メッシ、“アシスト版ハット”達成! キャリア4度目の記録…バルサは3-2で逆転勝利
ベティス戦で全3得点をアシスト 今季14ゴール11アシストと円熟味を増す
バルセロナは現地時間9日に行われたリーガ・エスパニョーラ第23節、敵地ベティス戦で3-2の逆転勝利を飾った。2度のビハインドを許す展開を救ったのは、やはりエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。全得点をお膳立てする“アシスト版ハットトリック”を達成したとクラブ公式サイトが称賛している。
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試合は開始早々の前半6分にバルセロナのフランス代表DFクレマン・ラングレがペナルティーエリア内でハンドがあったとしてVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が発動。これによってPKを得たベティスはMFセルヒオ・カナレスが冷静にシュートを決めて、1-0と先手を取った。
いきなり追う形になったバルサだが、3分後、メッシがボールを持つと最終ライン裏に飛び出したオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングに絶妙のパス。これをデ・ヨングが決めて1-1の同点とした。ただバルサは前半26分にカウンターを浴びてフランス代表ナビル・フェキルのゴールを許し、またも1点ビハインドとなった。
この苦境にもやはりメッシはメッシだった。前半アディショナルタイムに得た直接FKでキッカーを務めたメッシは、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツに合わせてこの日2アシスト目。そして後半27分にも再びメッシのFKをラングレが頭で合わせてようやくこの日初のリードを奪った。メッシ自身は数度の決定機でシュートを決め切れなかったが、味方を生かす術を見せて勝ち点3をもたらしている。
何度もハットトリックを達成しているメッシだが、同サイトによると3アシストはキャリアにおいて通算4度目(バルサで3回、アルゼンチン代表で1回)と珍しいとのこと。今シーズン現時点で14ゴール11アシストの記録に匹敵するのは、欧州ではドルトムントのイングランド代表FWジェイドン・サンチョの12ゴール13アシストのみ。自らゴールを奪い、味方も生かせる円熟度がさらに増してきたと言える。
メッシはここ最近、強化部のエリック・アビダルSDの発言にSNSで反論したことが大きく取り上げられていた。しかしピッチ上で見せる存在感こそが、世界ナンバーワンプレーヤーたるゆえんだろう。