今季対外ゲーム初得点の浦和FW興梠、開幕戦ゴールに意欲 「そこから乗っていける」
キャンプ最終日となった9日の琉球戦で今季対外ゲーム初ゴールを記録
浦和レッズは2次キャンプ最終日となった9日、FC琉球とのトレーニングマッチを実施。公式戦スタート前では最後の実戦機会で、エースFW興梠慎三が今季の対外試合初ゴールを決めた。
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45分×4本の形式で行われたゲームだけにチームは全体に2組に分けられたが、興梠は二つ目のセットに登場。前線でMF柏木陽介らとボールを動かしながらチャンスをうかがう姿勢を見せると、MFマルティノスが左サイドを突破してから上げたクロスを右足ボレーで合わせてネットを揺らした。1次キャンプから計5試合を行ったチームで、興梠はこれが初ゴールになった。
それでも興梠は「まだまだ。公式戦で決めないとホッとするようなことにはならない。開幕戦とかで取れたら、そこから乗っていけると思う」と話す。浦和が今季から取り組む4-4-2システムは、前所属の鹿島アントラーズで長年にわたって経験している。その観点で、まだ改善点は多いと自身の見解を語る。
「体の仕上がりは良いけど、まだまだチームとしてはこれから。後ろからのボールの持ち運びは改善していけると思うし、FWが点を取れるかどうかはその要素も大きい。そういう意味ではまだまだこれからだし、少し時間もかかるかもしれない。キャンプではメンバーもまったく固まらない状態でやっていたので。これだけ良い選手がいるから監督も悩んでいると思うけど、ルヴァンカップの1試合目で良いゲームを見せたい」
キャンプでは、2トップを組む興梠の相手はアルビレックス新潟から加入のFWレオナルド、FW杉本健勇、1.5列目のようなプレーをするMF柏木陽介やMF伊藤涼太郎といった面々と日替わりのようにプレーしてきた。興梠が高いレベルで様々なプレーができる万能型な面があるものの、コンビネーションの確立に入りたいという思いもある模様だ。
浦和のエースである興梠は、昨季のリーグ戦では総得点34得点のうち12ゴールを挙げた。新シーズンはその依存度が多少下がりそうな気配を見せているが、それでも興梠の爆発は浦和が上位進出、あるいは優勝争いをしていくためには欠かせない要素だ。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)