柏木が見たチームの現状は…「監督もまずは走る、戦うという軸を作ろうとしている」

　この日の練習試合では、1.5列目のような形でFW興梠慎三との2トップを組んだ。チーム全体については「良い部分もたくさんあるけど、これからつなぎの部分は向上させたい。相手の剥がし方というか、パス＆ムーブのところ。一つアクションを起こした次の展開だとか、そういうチームプレーをやっていくなかで突き詰めていくことになると思う。ただ、監督もまずは走る、戦うという軸を作ろうとしていると思うし、そこはとことんやってきた」と手応えを語っている。

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　キャンプ中には2ボランチの一角か、セカンドトップの位置で併用されてきた。起用法は大槻毅監督に委ねられるが、柏木が出場している時間帯にボール回しの安定感が高まることは見て取れる。また、この日も一つゴールを導き出したように、セットプレーで正確なキックを蹴り込むことも昨季の浦和に欠けていた武器の一つになる。

「年齢を重ねてきてキツイんじゃないかと思っていたけど、今日なんかは一番走れていたと思う。良いキャンプができたので、1回しっかり休んでルヴァンカップに向けて良い準備をしたい」

　“浦和の太陽”にとって、2020年が完全復活の年になりそうな気配を見せている。