バルサがイニエスタ“電撃復帰”を画策 今冬に「レンタル移籍を打診した」と現地紙報道
苦境の古巣が復帰要請も…神戸側が応じずに実現せず
バルセロナは今冬の移籍市場で、J1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの電撃復帰を打診していたと、スペイン紙「スポルト」が報じた。
イニエスタは2018年夏にバルセロナを退団し、神戸に加入した。Jリーグでは思うような成績を残せなかったものの、2020年元日に行われた天皇杯でクラブ史上初優勝。そして新シーズンの幕開けを告げる富士ゼロックス・スーパーカップでも優勝するなど、日本でも順調なキャリアを歩んでいる。
そうしたなか、リーガ・エスパニョーラで苦戦が続くバルセロナが、イニエスタに復帰を要請していたことが分かった。記事によれば、神戸との契約が2年残るイニエスタに対し、バルサは1月の移籍マーケットで短期のレンタル契約での獲得を打診していたという。
先日、バルセロナのキケ・セティエン監督は、クラブ公式メディアのインタビューで、もう一度獲得したいクラブOBとしてイニエスタの名前を挙げていたが、あながちジョークというわけではなかったのかもしれない。
ただし、神戸側は移籍を望まず、取引は実現しなかった。イニエスタは今季から神戸の新キャプテンに就任。日本で引退したいとの希望も公言しており、古巣復帰の可能性は低そうだ。
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