ゼロックス杯“9人連続PK失敗”の珍事に海外驚愕 「ファンは信じられない思いで見ていた」

決着がつき落胆するマリノスイレブンと歓喜するMFイニエスタ【写真:Getty Images】
決着がつき落胆するマリノスイレブンと歓喜するMFイニエスタ【写真:Getty Images】

神戸が大会初優勝、前代未聞の9人連続PK失敗に海外メディアも注目

 Jリーグの新シーズン幕開けを告げる富士ゼロックス・スーパーカップが8日に行なわれ、2019年の天皇杯王者ヴィッセル神戸が横浜F・マリノスをPK戦の末に下して初優勝を飾った。両軍併せて9人連続でPK失敗という珍事を海外メディアも「ファンは信じられない思いで試合を見ていた」と報じた。

 お互いに得点の奪い合いとなった乱打戦は3-3の同点で90分が終了し、決着はPK戦の結果に委ねられた。お互いに2人目までが成功させるも、その後は横浜FMと神戸ともに3、4、5、6人目が連続で失敗。先攻の横浜FMはMF遠藤渓太も決めることができなかった一方、神戸はMF山口蛍がゴール右に決めてPKスコア3-2で決着を迎えた。

 天皇杯に続き、神戸が二つ目のタイトルを獲得したが、やはり前代未聞の9人連続PK失敗が注目を集める試合となった。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」では元スペイン代表のスーパースター、MFアンドレス・イニエスタの戴冠にフィーチャーした一方で、「日本のスーパーカップファイナルはヴィッセル神戸と横浜F・マリノスが9人連続でスポットキックを失敗した試合としてより記憶されるだろう」と報じ、PK戦での珍事が話題をさらったと報じた。

 さらに「イニエスタが最初のPKを決めたが、22-になった後、埼玉スタジアムにいたファンは信じられない思いで試合を見ていた。イニエスタとバルセロナでチームメートだたトーマス・フェルマーレンも含む9人がシュートを枠から外すか、セーブされた」と見守ったファンに心境にまで言及されている。

 まさかの結末を迎えた日本での一戦を海外メディアも驚きを持って報じていた。

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