史上最悪のPK戦? ゼロックス杯“9人連続失敗”の珍事に海外衝撃「異例の事態」

富士ゼロックス・スーパーカップは9人連続失敗と歴史に残るPK戦で幕を閉じた【写真:石倉愛子】
富士ゼロックス・スーパーカップは9人連続失敗と歴史に残るPK戦で幕を閉じた【写真:石倉愛子】

神戸がPK戦で横浜FMを下して大会初優勝 9人連続のPK失敗に海外メディアも注目

 富士ゼロックス・スーパーカップが8日に埼玉スタジアムで開催され、天皇杯王者のヴィッセル神戸が2019年J1リーグ優勝の横浜F・マリノスと対戦し、3-3の末にもつれ込んだPK戦を3-2で制し、同大会初出場で初優勝を果たした。PK戦では両軍合わせて“9人連続失敗”という珍事が起き、海外メディアも「異例の事態」と驚いた様子を見せている。

 J1王者の横浜FMは昨季MVPの日本代表FW仲川輝人やFWマルコス・ジュニオールら主力がスタメンに名を連ね、新加入FWオナイウ阿道も先発。一方の神戸はイニエスタ、日本代表FW古橋亨梧らに加えて、新加入FWドウグラスがスタメンに入った。

 前半27分に神戸FWドウグラスが先制ゴールを決めるも、直後の同36分に横浜FMのFWマルコス・ジュニオールが同点弾。その後は打ち合いの様相を呈して、3-3のままPK戦にもつれ込んだ。

 先攻の横浜FMはDFチアゴ・マルチンス、後攻の神戸はイニエスタがともに成功。2人目はMF扇原貴宏、FW田中順也が続けてネットを揺らした。しかし、3人目から思わぬ展開となる。横浜FM側はFWエジガル・ジュニオ、MF水沼宏太、DF松原健、MF和田拓也、FW遠藤渓太が失敗。神戸側はFW小川慶治朗、DF 西大伍、DF大﨑玲央、DFトーマス・フェルマーレンが外し、まさかの9人連続失敗となった。

 最後は神戸の7人目を務めたMF山口蛍が決めて3-2でPK戦を制したが、珍しい光景に海外メディアも反応。米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」の公式ツイッターは、「PK戦で異例な事態(両軍が9人連続失敗)」と伝えた。また英メディア「スポーツ・バイブル」は「9人連続の驚くべきミス」と触れ、最後は「史上最悪のPK戦はなんだと思いますか?」と問いかけている。

 海外メディアも取り上げた珍PK戦の反響は広がりそうだ。

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