Uー19でアジア敗退の雪辱果たす エース南野がサウジ戦で“決勝アシスト”で待望の覚醒!
後半8分にMF井手口のゴールを演出!
手倉森ジャパンの決勝ゴールを生み出したのは、海外組の若武者だった。19日のリオデジャネイロ五輪最終予選の1次リーグ最終戦のサウジアラビア戦で、FW南野拓実(ザルツブルク)は後半8分、MF井手口陽介(G大阪)のゴールをアシスト。これが日本の2点目となり、2-1での勝利をグッと引き寄せるゴールになった。
グループ内の第2戦までの結果で、日本はこの試合の結果に関係なく1位通過が決定していた。消化試合だったために「突破が決まっていてメンタル的に難しい状況だった」と話したが、前半から積極的なプレーを見せていた。
そして後半8分、右サイドバックのDF松原健(新潟)からのパスを右サイドで受けると、中央方向へとカットイン。左足でシュートを放つタイミングを模索したが、仲間を信じた。「チームとしても2点目が欲しかった状況ですし、ギリギリまでシュートを打とうと思ったが、フリーな味方がいたのでパスを出した」とチームプレーに徹し、横パス。MF井手口が「ゴールに流すだけだった」と振り返るゴールにつなげた。
これで日本は1次リーグを3連勝で突破したことになるが、「3戦全部を勝ってトーナメントにいくのは、僕たちにとってプラスのことなので良かった」と南野は納得の表情を見せた。登録23選手のうちGK牲川歩見(鳥栖)を除く22選手が3試合でピッチに立った。「誰が出ても同じクオリティーでプレーできることを証明できたと思う。この勢いで決勝トーナメントに向かいたい」と手応えも得ている。
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