V字回復で伊メディアの評価を高めるミラン本田 「すでに埋葬されたと思っていた」

特筆すべき守備面での好データ

 ACミランの日本代表MF本田圭佑が公式戦5試合連続で先発出場を果たしているが、地元メディアはシニシャ・ミハイロビッチ監督が墓場から賞賛を手にしたとV字回復を評価している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 17日の強豪フィオレンティーナを今季リーグ初の無得点に封印し、2-0の勝利を飾ったミランで本田と主将のリッカルド・モントリーボが特筆されている。

「モントリーボと本田は復活した。本田は彼のサッカーを取り戻した。バランス、守備への配慮とカウンターへの切り替えに注意を払っていることを示した。ベルルスコーニ会長の好むゲームではないが、有益かもしれない」

 ボール支配率はわずか31.33パーセント。本拠地サンシーロで主導権を相手に明け渡したことは名物オーナー、シルビオ・ベルルスコーニ会長の気に入るような展開ではなかったとしている。本田の守備面での貢献、カウンター時の起点となるプレーは評価に値したという。

 開幕直後に4-3-1-2システムのトップ下で起用された時よりも機能性を高めている。「8月、本田は中盤と攻撃の間でプレーしていた。役にも立たなかった」と本田自身がDNAを持っていると主張していたポジションでは戦力になれなかった。だが、フィオレンティーナ戦では運動量を示した。インターセプトは8回。一対一で75パーセントも勝利したという。

 

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