五輪南米予選、衝撃の“自作自演OG”発生に海外驚愕 「スキャンダラス」「年間ポカ大賞」
東京五輪の南米予選となる「CONMEBOLプレオリンピック大会」の決勝ラウンド第2節で世界注目のミスが起こった。U-23ウルグアイ代表のGKが目の前に転がるボールをキャッチし損ね、自分の股を抜いてオウンゴール。衝撃の展開に海外メディアも「スキャンダラス」「許されない大失策」と報じている。
現地時間6日、「CONNMEBOLプレオリンピック大会」の決勝ラウンド第2節2試合が行われ、U-23ブラジル代表対U-23ウルグアイ代表は1-1のドローに終わった。前半35分にウルグアイが先制したなか、その5分後に思わぬ形でゴールが決まった。
ブラジルは左サイドのDFラゴが中央へクロスを供給。待ち構えていたMFペドリーニョがドンピシャのヘディングシュートを放ったが、GK正面に飛んでしまった。ウルグアイ代表GKイグナシオ・アルアバレナは手前でワンバウンドしたボールを左手で目の前に弾き落としたが、こぼれ球を処理しようとしたところ、触れたボールが自身の股下を抜け、そのままゴールラインを割ってしまった。
アルアバレナは慌ててボールを引き寄せてキャッチし、駆け寄ってきたウルグアイDFアグスティン・オリベロスが線審にラインを割っていないと主張したが、アピールは認められず。シュート直後にブラジルには天を仰いで落胆している選手もいたなかで、突如歓喜の瞬間が訪れることになった。
トルコメディア「Skor」は「スキャンダラスなオウンゴール」と言及。ペルー放送局「RPP」は「許されない大失策」と見出しを打ち、「アルアバレナはウルグアイに対してゴールを決めた」と報じれば、ペルー紙「ラ・レプブリカ」は「年間ポカ大賞。アルアバレナは手にボールを持っていたが、最終的に自分のゴールに入れた」と伝えている。
初戦のアルゼンチン戦を落としていたウルグアイは勝利のチャンスがあっただけに、なんとも悔やまれる同点オウンゴールになってしまった。