浦和新加入DFデン、初挑戦の日本で“即戦力”宣言 「安定感やリーダーシップを発揮したい」
7日の練習から部分合流 センターバックと右サイドバックでのプレーに自信
浦和レッズに新加入のU-23オーストラリア代表DFトーマス・デンが7日、沖縄での2次キャンプ中のチームに合流。対人プレーを含む部分では別メニュー調整になったが、「可能な限り早くチームの戦術を学んで準備していきたい」と、早期の戦力化を目指している。
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デンは6日に行われたJ2東京ヴェルディとのトレーニングマッチ直前に沖縄へ到着。試合を観戦した後に軽く体を動かす姿があった。そして、翌7日のトレーニングでは対人プレーの前までを新たなチームメイトとともに過ごし、ゲーム形式に近い対人メニューが始まると別メニューで調整した。
浦和の土田尚史スポーツ・ダイレクター(SD)は、短い時間のなかで移籍交渉がまとまったことを明かしていたが、デンもまたU-23アジア選手権が行われていたタイでオファーを受け、「決断にかかったのはバンコクでの3日間くらい」と言及。「チャンスがあれば日本でプレーしたいと思っていた。まだ若い(22歳)し、文化も含めたいろいろな経験から学んでいけると思っている」と語った。
前所属のメルボルン・ビクトリーでは、昨季途中まで浦和でプレーしたオーストラリア代表FWアンドリュー・ナバウトと同僚だった。そのため「日本が良い国だと聞いていたし、かなり熱い日本で一番のサポーターだと聞いている。1日でも早くピッチに立ちたい」と意気込む。
また、元日本代表MF本田圭佑ともメルボルンで同僚だった時期があるものの、「あまり日本について聞いたわけではなかった」という。一方で、GK西川周作は「明るいタイプで入り込みやすいと思う。圭佑について、いつもスマートフォンでビジネスのことをしていたと言っていましたね」と笑い、DF槙野智章ら北京五輪世代の選手が多い浦和では共通の話題になったようだ。
愛称は「トミー」だという新戦力は、注目されるポジションについては「キャリアのなかではセンターバックを多くやってきた。そして、要求があれば右サイドバックもできる」と力強く語る。
「DFなので、まずはすべてを出し尽くすこと。そのうえで安定感やリーダーシップを発揮したい」
昨季、J1で14位と低迷したところから4バックに変更して今季に臨む浦和にとって、新戦力がどれだけ早く順応できるかが2月のテーマになりそうだ。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)