インテル移籍のエリクセン、古巣での“厄介者”扱い告白 「僕はまだそこにいるのに…」
“正直者”として移籍希望を公言した結果、「黒い羊として扱われる」ことに
インテルに新加入したデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンがトッテナムでの最後は「厄介者」として扱われていたとインタビューで明かした。移籍希望を明らかにするなど“正直者”でいようとしたことが、周囲から白い目で見られる理由だったと語っている。英公共放送局「BBC」が報じた。
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エリクセンはクラブとの契約が残り1年となった昨夏の段階で移籍の噂が過熱。レアル・マドリードへの移籍に近づくも、成立せずにトッテナムに残留していた。様々な憶測が飛び交うなか、迎えた冬の移籍市場でセリエAのインテルへの加入が決まった。
「僕はバッドボーイということで、たくさんの非難を浴びたよ」
「BBC」のインタビューで、エリクセンはトッテナムでネガティブな批判の対象となっていたと心境を明かしている。インテル移籍はそうした雑音から離れ、心機一転でプレーできる良い機会だとも語っている。
「イングランドで過ごした最後の数年は非常に慌ただしいものだった。夏に僕の発言があってからは『彼はいつ出ていくのか?』『彼は出ていくのか? 出ていかないのか?』といった話ばかりだった。もちろん、多くの人がそのことについて話していたよ。
ファンでさえ、道で会えば『ありがとう、さようなら、そしてグッドラック』と言った。僕はまだそこにいるのに。少し奇妙だった。僕の頭の中でも、体にとっても新しい場所で新しいスタートを切れることはいいことなんだ」
エリクセンは昨季のUEFAチャンピオンズリーグ決勝、リバプール戦後にも移籍希望を公言していたが、それは選手として本音を貫いた結果だった。しかし、そうした振る舞いからトッテナムでは“厄介者”扱いされていたという。
「契約期間が残りわずかだと、黒い羊(厄介者)として扱われるんだ。もちろん、僕はインタビューでとても正直に話したよ。僕は正直者でいなければならないと感じていた。多くの選手がするように隠したりはしたくなかった。みんなそれぞれ違いがある。僕は正直だったんだ」
インテル移籍の決断については「新しいチャレンジを望んだ」と話しているエリクセン。トッテナム残留の選択肢については「安易な解決策になっていただろう」とし、やはり退団はやむなしの状況だったと語った。
慣れ親しんだイングランドを離れ、イタリアへ渡った司令塔は再び輝きを取り戻すことができるのか。27歳の新たな挑戦に注目だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)