イングランドで相次ぐ監督解任劇 過去最多記録更新ペースで際立つベンゲルの存在

長期政権を築くベンゲル

 実際、長期政権を築く監督は、ほとんどいない。全92クラブで最長はアーセナルのアーセン・ベンゲル監督で19.26年(20年目)。それに次ぐのが、リーグ2のエクスター・シティを率いるポール・ティスデール監督で9.52年(10年目)だ。しかし、全体で見ても在任期間が5年を超える監督はほとんどおらず、プレミアリーグでは2012年からボーンマス(指揮は2度目)を率いるエディ・ハウが2番目に長い指揮となっている。
 
 監督が 続けて1クラブにとどまる平均の在任期間は、プレミアリーグでは2.13年、チャンピオンシップで1.37年、リーグ1(3部相当)は最も低く1.17年、リーグ2で1.63年。フットボールの母国といわれるイングランドで監督を続けることの難しさが表れる結果となった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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