「身震いするタックル」 シティMF、“足首踏みつけ”の瞬間に英騒然「VARは格上げに失敗」

マンチェスター・シティMFラヒーム・スターリング【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティMFラヒーム・スターリング【写真:Getty Images】

スターリングが無謀なチャレンジもイエローカードにとどまり「多くの人々を驚かせた」

 マンチェスター・シティは現地時間2日、プレミアリーグ第25節でトッテナムと対戦し、敵地で0-2と敗れた。優勝争いにとどまるうえで痛恨の黒星となったが、イングランド代表MFラヒーム・スターリングが試合で敢行した危険なタックルに対し、英メディアは「無謀すぎるチャレンジでレッドカードを回避したのは大変幸運だった」と指摘している。

“ビッグ6”の直接対決となったが、前半38分に獲得したPKをキッカーのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが外してしまい、シティはビッグチャンスを逃すことに。すると後半15分、DFオレクサンドル・ジンチェンコが2枚目のイエローカードを受け、退場処分となる。直後の同18分に先制点を与えてしまう。さらに同26分に追加点を奪われた。

 首位リバプールに勝ち点22差を離される厳しい状況となったが、この試合で起きたワンシーンが話題を呼んでいる。前半15分、スターリングがトッテナムMFデレ・アリに対してタックルを敢行。ワンテンポ遅れた格好となり、デレ・アリの右足首を思い切り踏みつけてしまった。主審からイエローカードが提示された後、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入したが、ジャッジが変更されることはなかった。

 英メディア「スポーツ・バイブル」は「デレ・アリへの身震いするタックルの後、VARはイエローからレッドへの格上げに失敗した」と見出しを打ち、「スターリングが無謀すぎるチャレンジでレッドカードを回避したのは大変幸運だった」と指摘。VARが介入しても判定が覆らなかったことに対して「多くの人々を驚かせた」と綴っている。

 これまでの基準で見る限り、スターリングのタックルはレッドカードでもおかしくなかっただけに、英国内でも物議を醸しているが、デレ・アリが負傷を負うことがなかったのは幸いと言えるだろう。

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