メッシが異例のクラブスタッフ批判 「選手について話すなら名前を明記すべき」
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強化部の元仏代表DFアビダルのインタビューに反応 「正直、好ましくない」
バルセロナはエルネスト・バルベルデ前監督からキケ・セティエン新監督の下でシーズン途中からの立て直しを図っているなか、エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがSNS上で強化部スタッフのインタビューを批判する事態が発生し、現地メディアが大きく報じている。
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きっかけとなったのは、クラブのOBで現在は強化部スタッフを務める元フランス代表DFエリック・アビダルが「スポルト」紙で応えたインタビューだ。今回のバルベルデ監督解任にあたって選手の一部が解任を訴えかけ、選手自身が全力を出し切れていないということを示唆するコメントについて、メッシはスクリーンショットを取って強調。以下のように記している。
「正直、こう言ったことをするのは好ましくない。でも誰もが自分のやるべきことに責任を持って、決断をしていく必要があると思うんだ。選手側の立場としては、ピッチで起こることについて責任を背負っているし、僕たちが上手くいっていないことを理解しているのも、自分自身だ」
現在リーグ2位につけているものの、チーム全体のプレーとしては改善点が多いことを認める一方で、アビダルら強化部スタッフに対して言いたいこともあったようだ。
「スポーツマネジメントの責任者もまた、彼らの責任を受け入れて、何よりも彼ら自身が下した決断の主導権を持ってくれなければならない。そして最後に、選手について話すのならば、名前を明記するべきだと思う。そうでなければ、言われなく真実でもないコメントで僕らは苦しむのだから」
普段はモノ申すタイプではないメッシが、これだけハッキリとSNS上で主張するのは珍しいことだ。現場と強化側が同じ方向を向くことはできるのか。リーガ・エスパニョーラ3連覇とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を狙う終盤戦へ、正念場を迎えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)