ミラン監督の哲学を絶賛した本田が忠誠を誓う 「彼に従わなければならない」
ナポリ戦後の痛烈批判を乗り越えて…
「鬼軍曹」と称されるセルビア人指揮官の、分け隔てなく選手に接する姿勢と独特の哲学を高く評価した上で、本田は忠誠を誓っている。昨年10月のナポリ戦後に2試合連続で出場機会を失った際、「なんで出られないのか分からない」と語り、首脳陣、監督、メディア、サポーターを痛烈に批判していた。ミハイロビッチ監督は当時、敗北の理由について選手のメンタル面を一因に挙げていたが、本田は「選手に責任があると語っているという時点でナンセンス」と、バッサリ切り捨てていた。
だが、昨年末から先発出場を続けている本田について、ミハイロビッチ監督も記者会見で「彼は素晴らしくプロフェッショナルで結果も出せる選手だが、“いい奴”に見えないことで過小評価をされているのではないか」と、信頼を口にしている。
強敵フィオレンティーナを倒し、上昇気流に乗るミランで、指揮官と10番はついに厚い信頼関係で結ばれたのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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