トゥヘル監督、神童ムバッペとの“確執騒動”を否定 「退団に追いやるとは思わない」
モンペリエ戦で途中交代させたムバッペはトゥヘル監督の制止を振り切ってベンチへ
パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、現地時間1日に行なわれたリーグ・アン第22節の本拠地モンペリエ戦(5-0)で途中交代を告げられた際に不機嫌さを露わにし、トーマス・トゥヘル監督になだめられるシーンが話題となった。様々な憶測が飛び交うなか、ドイツ人指揮官は「ムバッペをこのクラブから離れさせるとは思わない」と神童退団の可能性を否定した。スペイン紙「AS」が報じている。
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ムバッペはモンペリエ戦に先発出場し、後半12分には今季リーグ戦14得点目のゴールを決めた。その約10分後には交代を告げられたが、苛立ちを隠そうとしなかった。その振る舞いを見たトゥヘル監督はムバッペの肩をつかんで語りかけていたが、感情的になっていたムバッペは聞き耳持たずの様子で制止を振り切り、そのままベンチへと下がっていった。
「AS」紙は、「トゥヘル:“ムバッペを退団に追いやるとは思わない”」との見出しで、現地時間4日のナント戦に向けたトゥヘル監督の記者会見の内容を伝えている。トゥヘル監督は、5-0で快勝した事実よりも、ムバッペとの出来事やブラジル代表FWネイマールの誕生パーティーの報道が大きくなされていることに不快感を示した。
「残念だ。我々は土曜日に5-0で勝ち、素晴らしい瞬間を過ごしたのに、メディアはゲームについて報じていない」
また、ムバッペについても、試合に出場したいと思う気持ちに理解を示しつつ、チームを率いる監督としての狙いを口にしている。
「ムバッペと私の間には個人的なわだかまりは何もない。交代でベンチに下がりたくないのは分かる。そう思うのは普通のことだが、ベンチにいる選手にも出場時間を与えたい。土曜日に起こったことが、ムバッペをこのクラブから離れさせるとは思わない。彼は我々のプレーヤーで、契約を結んでいる」
現地4日のナント戦、ネイマールは負傷もあって招集メンバーから外れている。ムバッペには勝利に導く働きが求められるだけに、ゴールという結果で雑音をかき消すことができるだろうか。