ブラジル代表FWネイマール、意地の高速シザースが反響拡大 「凄技」「賢明な報復」
モンペリエ戦で蹴りを見舞ってきた相手MFサバニエを華麗なテクニックで置き去りに
パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、現地時間1日のリーグ・アン第22節モンペリエ戦(5-0)で徹底マークを受けるなか、高速シザースで相手を翻弄。反響は拡大し、「凄技」「賢明な報復」と称賛の声が寄せられている。
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PSGは前半8分にスペイン代表MFパブロ・サラビアのゴールで先制したなか、10番のネイマールに対して執拗なマークが続く。溜まったフラストレーションをプレーに凝縮させたのが前半36分だった。
左サイドでフランス代表FWキリアン・ムバッペからスローインを受けたネイマールに対し、モンペリエMFテジ・サバニエが背後から臀部を蹴るようにハードチャージ。ファウルと判定されてプレーが止まった直後、ネイマールはボールを受けると猛然とサバニエに向かってドリブルを仕掛ける。相手の間合いに入ると高速シザースで幻惑し、足を出してきた瞬間に左へ。鮮やかにサバニエを置き去りにしてみせた。
スペイン紙「AS」コロンビア版は「ネイマールはこの魔法のドリブルでリスタート」と報じていたが、英メディア「ダグアウト」も公式ツイッターで「ネイマールの凄技」と題し、「ネイマールはこの個人技を含めて、試合をエンジョイした」と動画付きで紹介。ベトナムメディア「news.zing.vn」は、「ネイマールは背後から蹴られた後、数秒後に相手を辱めた。この賢明な報復を目の当たりにして、ファンは興奮を隠せなかった」と触れ、「完璧な報復」「世界で最も面白いプレーヤー」というSNS上の声も伝えている。
前半終了間際には相手に倒され、うずくまってしばらく動けない場面もあったネイマールは、英公共放送「BBC」によれば肋骨の軟骨を負傷。現地時間4日の第23節ナント戦に向けたメンバーから外れたが、早期回復を祈りたいところだ。