“笑顔のキャプテン”西川周作、新たな役割への思い 「僕らしくチームを引っ張っていきたい」
GKとしてクラブ史上2人目のキャプテンに就任
浦和レッズは3日、沖縄県での第2次トレーニングキャンプ初日にギラヴァンツ北九州とのトレーニングマッチを実施し、4本合計9-3で勝利した。今季から主将を務めるGK西川周作は「守備のところは手応えを感じながらやれている」として、「僕らしくチームを引っ張っていきたい」と語っている。
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昨季の浦和のキャンプは、当時のオズワルド・オリヴェイラ監督の方針でトレーニングマッチは最終日に1試合だったが、昨季途中に就任した大槻毅監督が率いる今季はこれがすでに3試合目。西川は「選手としてはハードにやりながら、成果を出す場があったほうが嬉しいです。ハードに練習をやっているからこそ、試合を楽しみながら前向きにやっていける」と、ポジティブに捉えている。
そのなかでの注目点は、今季から取り組んでいる4バックシステムの完成度向上にもある。西川もまた「土台作りをしている感じです」と話すものの、「監督の狙いもあって誰が誰と組んでも共通意識を持てるようにトライしているところです。守備のところは手応えを感じながらやれていますし、今日は相手が前掛かりになったところを利用してロングボールも使えたと思うので」と、180分間で9得点したチームに好感触を得たようだ。
今季から西川はチームのキャプテンに就任した。浦和では現在スポーツ・ダイレクターを務める土田尚史氏が1998年と99年に務めて以来、GKとしては2人目のキャプテンになる。GKはトレーニングメニューが別になる場合もあるが、「フィールドにはリーダーになれるタイプも多いし、発言も行動もしていける選手がいる。僕自身も、ミーティングを通して良い方向にチームを持っていきたい」と、新たな役割への思いを明かしている。
笑顔がトレードマークとも言えるタイプの西川だけに「シーズンが進んでいけば、良い時ばかりではなくなるので。その時にも、僕らしくチームを引っ張っていきたい。まずはプレーで勝利のために全力を尽くして、そのうえでピッチ外での立ち振る舞いも大事にしたい」と、その明るさを求心力にしていきそうだ。
残りのキャンプ期間では、さらにチームの完成度を高めることが必要になる。笑顔のキャプテンは「疲れた時でも、あと一歩の寄せにチームでこだわっていきたい。前からボールを取るのが理想だけど、全部いけるわけではないので、引いたとしてもそこからもう一つアクションを起こせるようにしていきたい」と、最後方から鼓舞してチームを支えていくつもりだ。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)