左足で虹を描く男 ウルグアイ伝説の天才レコバがビーチサッカーに転身していた!?

母国の名門ラシン・クラブとビーチサッカー選手として契約 22日にデビューへ

 1990年代後半からインテルで活躍した「レフティ・モンスター」で、元ウルグアイ代表FWのアルバロ・レコバが、新たな挑戦を始めることが明らかになった。ウルグアイの強豪ラシン・クラブが、レコバとビーチサッカー選手として契約したと発表している。

 2014-15シーズンを母国のナシオナル・モンテビデオで過ごした後、正式な引退宣言はせずに無所属の状態だったレコバ。その契約先は意外なところにあった。南半球で日本と季節が正反対のウルグアイは、今が夏の真っ盛り。ラシン・クラブとビーチサッカー選手として契約したレコバは、22日にデビュー戦を迎えることが予定されているという。

 かつてインテルでは、当時のマッシモ・モラッティ会長の大のお気に入りで、秘蔵っ子とも呼ばれた。多士済々だった前線の中でも、強烈かつ正確な左足のキックは異彩を放ち、FKの名手としても確固たる地位を確立していた。そして、「今日の試合が雨上がりのピッチならば、僕の左足で虹を描いてみせるよ」という名言も残している。

 芝生の上から砂浜に、その主戦場を移すことになったレコバ。今度は、灼熱の太陽の下でビッグウェーブを起こすことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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